お客様のニーズをとらえ、高いレベルのサービスを提供する――そして、プラスαの付加価値でお客様に最高の満足を感じていただく――
それが、エステサロンを運営する上での絶対条件です。
条件1 ハイレベルの知識・技術
エステサロンのリピーターとなる理由の上位に必ずくるのが、エステの技術。お客様にとって、「肌が明るくなった」「ツルツルになった」といった効果を実感できることが何よりも重要なのです。個人サロンと言えども、大手サロンの技術と同レベルのものが求められ、立地や設備などの諸条件で劣る場合、大手に勝る高い知識・技術が求められます。
条件2 サロンならではの魅力
数多くあるエステサロンの中から、お客様に選んでもらうには、サロンならではの魅力をもっていることが重要です。他店にはないサービスを提供し、「このサロンでないとダメ」と思わせることが、リピーターや口コミによる新規獲得につながります。サロンならではの「感動の体験」が2度目の来店につながり、やがてリピーターに……そのお客様の口コミで新たなお客様の獲得に……「何度も来たくなる」「人に教えたくなる」そんな魅力あるサロンをつくりましょう。
メニューで他店と差を付ける
エステのメニューは、フェイシャル、ボディだけでなく、脱毛、ネイル、メイクアップ、ヘアスタイリングなど様々です。なかでも、フェイシャル、ボディの施術内容は多様化しており、より個性的で高い効果が得られるメニューが注目を集めています。初めてエステサロンを開業する場合は、フェイシャル、ボディと経験を積みながら独自のメニューを提供していき、段階的にトータルビューティサロンを目指すのがよいでしょう。
条件3 非日常を味わえる空間演出
サロンはお客様に日常を忘れて、ゆったりと癒しのひとときを過ごしていただく空間です。お客様がリラックスできるような雰囲気を演出するためには、サロン内のレイアウトやインテリアが重要なポイント。高価なインテリアを揃えなくても「白一色のパリのサロン風」「アジアンリゾート風」などとテーマを決めて統一感をだせば、リラックスできる居心地のよい空間を演出できます。
条件4 心からのおもてなし
お客様がサロンを利用する目的は「心身の疲れを癒し、美しくなりたい」というところにあります。現代の複雑な社会でストレスを抱えながら頑張っている多くの女性にとって、心の安らぎなくして本物の健康や美しさを手に入れることはできません。すなわち、エステサロンにとって「心の癒し」という付加価値はとても重要な意味をもつのです。大切なことはやはりエステティシャンの接客、おもてなし。お客様と直接、心と体で触れ合うエステティシャンの接客術は、ある意味エステの技術以上に重みをもつと言えるのです。
